下関戦争〜アメリカの報復
アメリカの即刻報復戦の記録
以下は、アメリカ人であるヒコ(浜田彦蔵、ジョセフ・ヒコ)と新聞記者のフランシス・ホールの記述を基にしている。
ここに出て来る長州の軍艦だが、アメリカの記事では、ランスフィールド(Steamer=蒸気船、4砲、庚申丸)、ランリック(Brig、10砲、こうせい丸)、ダニエル・ウェブスター (Bark、6砲)とあって、これら全てがアメリカの船だと言っている。しかし、これらは長州がイギリスから買ったとされるのが一般的で、ランスフィールドはイギリスの上海の船屋であるジャーディン/マセソン&Co.が長州に売ったという記録がある。米国からイギリス商社に売られ、長州に渡ったものか、イギリスとアメリカに同名の船があって混乱しているのか、現在不明。
船の名前と説明
日本名/英語名
わかってること
英米共通の説明
説明
癸亥丸?/ランリック
癸亥は1862年
井上馨が買った船?
Brig=2本rig
1. 下関報復攻撃でワイオミングによって撃沈。
2.日本名「Kosei」との記事あり
3.リバプールで作られたJardine Matheson & Co.の船という記事あり
庚申丸?/ランスフィールド
庚申は1860年
Steamer=蒸気船
Brig=彦蔵の記述
(帆走もする蒸気船はあるので、steamerでbrigはあり得る)
1.サトウが上海から乗って来るので、横浜到着は1862年9月8日
2.1862年に長州に売却、日本名Koshin(Jardine Matheson & Co.の記録)
3.下関報復攻撃でワイオミングによって撃沈
4.彦蔵の記述は、ランスフィールドとbrig、steamerが別の船とされている部分もあり、どうも混同している様子。(つか、あたしが混同してる可能性もあり)
壬戎丸?/ダニエル・ウェブスター
壬戎は1863年
Bark=3~5本rig