日本からの渡航者〜幕末使節
幕末から明治のごく初めにかけて、日本から欧米に渡った使節団、留学者たちの一覧です。
幕府の使節
新見正興(外国/神奈川奉行)率いる遣米使節
米ポーハタン号 随行船:咸臨丸
万延元年(1860年)
サンフランシスコからニューヨークまで
•最年少の参加者、立石斧次郎(長野桂二郎など養子前後の名がある。自分の呼び方は「立石トミー」)がアメリカでブームになるくらい人気者になる。
•木戸孝允の仲のいい先輩、伊勢華(北条瀬兵衛)の弟、煥がいる。
•サンフランシスコのみで帰った咸臨丸の方が、後に有名になった人が多い。
竹内保徳(勘定/外国奉行)率いる遣欧使節
英オーディン号
文久1年(1861年12月)開港延期交渉
インド洋経由ヨーロッパ
•すぎまご(杉孫七郎)がいる。
•福沢諭吉がお嬢さんと撮った写真が有名
開陽丸引き取り
出発:文久2年 到着:慶応3年
オランダ
池田長発(岡山井原藩主)率いる遣欧使節
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tenjikai/tenjikai95-2/bak2.html
文久3年(1863年12月) 横浜鎖港交渉
インド洋経由ヨーロッパ
•池田長発(ながおき)の写真が結構かっこいい
•スフィンクス前で撮った写真が有名
•池田は幕臣で岡山の井原藩主となり、使節の団長となった
小出秀実(函館奉行)率いる遺露使節
慶応2年
•山川大蔵(健次郎の兄)がいる
徳川昭武(慶喜の弟、三卿清水家)フランス万博使節
慶応2年 ~慶応3年
•フランスに栗本鋤雲ら幕府使節がいる
•万博出展の薩摩、肥前使節に会う
•昭武はその後、フランスで留学
小野友五郎率いる使節ストーンウォール号買い付けその他
慶応3年(1867年)
•小野は咸臨丸メンバー
•立石トミーもこの使節にいたと思われる
幕末明治に海外へ渡った日本人たち (1)